アジャラカモクレン

仲西森奈の日記です。

アジャラカモクレンニセンニジュウイチネンロクガツヨウカノニッキ

6月8日(火)

びびる。3ヶ月日記書いてないじゃん。でもそれでいいや、と思う。
10時過ぎに一度目が覚めてものすごい便が出る。布団に戻って、もにょもにょしていると「今日の定例会はナシで」という連絡が来る。わたしもなにひとつ手を動かさずなにひとつ進めていなかったからちょうどよかった。次回は2週間後。それまでに骨子はちゃんとさせておきたい。

今日はとにかく便が出る日らしくて昼前〜昼過ぎはキッチンとトイレを行ったり来たりしていた。はげしく活動する下腹部をさすりながら、『たんぽぽのお酒』読みたいな、と思ったりする。『ガープの世界』もそろそろ読みたい。お昼はピーマンのピリ辛炒めと納豆とご飯とお吸い物。内臓が暴れ続けているのだけどお腹が痛くなるわけでもなく、ただただ便が出るという状況が奇妙ですこし怖い。あまりにもノーモーションで便が射出状態になるので、15時頃、便をすこし漏らしてしまう。「うそでしょ」と声が出た。情けないような不思議と快活でもあるようなグラグラした少年らしさでショーツを石鹸で水洗いして、絞り、干す。ショーツを洗面台で洗う、という行為がわたしの中で生理や経血のイメージとつながって、一瞬つらい気分になりかけるも、今日は全体的にポジティブな日なのか、つらい気分になりかけること自体もどこか愉快に俯瞰しているような感覚があった。生理に憧れる29歳女性、という存在。

髪を雑に縛って、着替えて、Netflixで『ACCA13区監察課』のOVAを観たり、洗い物をしたり、珈琲を淹れたり、リディア・デイヴィス『話の終わり』を読み進めたりしたのち、帽子をかぶって財布と通帳などなどを持って外に出る。「種の保存」ショップのアイテムを身につけることに対してだんだん緊張しなくなってきた。いいんだか悪いんだか。銀行で通帳記入→家賃や公共料金分のお金だけを残してあとは引き出し→SUZURIの後払い票で支払い→なんとなくリポビタンDを買って帰宅。昨日の深夜に干しておいた洗濯物を取り込んで、畳んで、仕舞って、煙草を吸って、リポビタンD飲んで、職場の仕事に関する準備のようなことをしたり、『話の終わり』を読み進めたり。山口くんがYouTubeにアップした、小説のプロットを書いている模様を録った動画をじっくり観た。わたしはこういうの書いたことないんだよな、とまず思って。プロットって書き始めたらプロットじゃなくなる(それがもうそのまま小説になる)ことない?わたし毎回そうなってしまうよ、と思いながら観ていて。だから、こういうふうに書けるのは、すごい、というか偉い(と書くとなんか上からっぽくて違うけれど)というか。いや、わたしも、『どこに行ってもたどり着く場所』と『ショート・スパン・コール』で、はじめてプロットを考えるということをしているのだった、と思い直したりしながら、終わりまで観た。

あとちょっとで大豆田とわ子の最新話じゃないか。ひゃ〜。